二軸同軸式ソイルセメント壁

ECW-Ⅰ型

ECW-Ⅰ型(二軸同軸式ソイルセメント壁)は、硬質地盤対応型、補助工法無しで二軸同軸式アースオーガにより単軸でソイルメント柱列壁を造壁する工法です。
独自の硬化材注入システムにより、排出泥土の低減、硬化材の削減など環境負荷を大幅に低減します。

適用地盤:一般地盤~硬岩Ⅰ・転石層及び鉄筋コンクリート
削孔径:Φ680㎜~Φ1,080㎜

ECW-Ⅰ型の適用削孔径と削孔深度

杭径Φ680~Φ1080、削孔ピッチ450mm~900mmの範囲で選定が可能で、発生応力度および削孔深度から最適な杭径、杭ピッチが選定できます。

造成手順(ECW-Ⅰ型)

作業構成

先行杭は次の3段階の作業構成なら成り立っています。

●STEP1(排土区間作業)
Step-2の注入区間の対象土に硬化材を注入した場合に注入区間の体積増加によりソイルセメントが削孔開始地点まで上昇してくる。Step-2注入開始地点から削孔開始地点までの範囲を排泥区間とし、この区間の原位置土はStep-2の作業で地上部に排出される。排泥区間の注入水量は排泥区間対象土1㎥当たり300Lとし、排泥区間全域に注水する。また、注入硬化材は50kgとする。なお、その場合には材料ロス率および雑用水率は考慮しないものとする。
●STEP2(注入区間作業)
Step-2削孔開始地点から硬化材の注入を開始し所定深度まで削孔攪拌を行い、最深部で反復攪拌を行う。引き続いて引上げ注入攪拌を行い、注入区間の作業を完了させる。Step-2の作業に伴いStep-1排泥区間にある原位置土は注入区間の体積増加により上部に押し上げられ、大部分が地上に排出される。
●STEP3(再攪拌区間作業)
Step-2の作業の完了に伴い地上部まで引上げられた削孔装置から硬化材を噴射しながらStep-2開始地点まで再攪拌を行う。この時の硬化材注入量は注入区間硬化液注入量の20%に相当する残留原位置土量に対応した注入量を吐出する。
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